この家を譲り受けるときに、玄関にかかっていた表札。
やや小ぶりな表札に、小ぶりな文字で名字書きされている。
とっても上品に見えて、すごくしっくりきていました。
実はそのときに、表札をお返ししてから、
今日まで、ついついなにもかけない状態できてしまっていたのです。
ついに表札を作るべく、小ぶりに見えたサイズに決まりがあるのか調べてみました。
縦7寸、横3寸、厚1寸が標準寸法らしいです。
メートル法に直すと縦212.1mm×横90.9mm×厚30.3mm。
かかっていた日焼けのあとから察するに、もう少し小さいようです。
はっきりはわからないので、尺貫法でキリになる最も近い寸法で作ることにしました。
材料は、囲炉裏縁に使ったタモの端材から切り出すことに。
家の火を守る囲炉裏に、玄関も守ってもらう。
「縁起が良さそう」って、こじつけです。(笑)
丸鋸盤を使って、切り出しました。
表札の裏にビスを引っかける穴を開けたら完成。
奥が広くて手前が狭く掘れる、トリマービットを付けて、ちょうどセンターに。
表札文字の書体は、やはり草書や行書でないと、きまらないようです。
隷書なども試してみましたが、なんかもう一つな感じ。
あまりたいそうな達筆も上品さに欠ける気がするので、
Windowsに付属のフォントですが、おとなしい物を選択しました。
カーボン紙がなかったので、鉛筆で裏を汚します。
子供の頃よくやった、暗号ごっこを思い出します。
紙を木に乗せてから、縁をなぞっていきます。
こんな感じで写りました。
写真は、もう一度なぞり直して、線をはっきりさせた物です。
ネットで、表札を自作している記事を検索して、
この墨汁がいちばん良さそうだったので、購入してみました。
筆と硯は、書き初め用に以前買っていた、お習字セットのもの。
本当は、にじみにくくするために、木の表面にとのこを塗って、
といでから筆入れするそうですが、ホームセンターになかったので省略。
文字を彫るのも、なるべく上品にしたかったので省略。
にじむか不安でしたが、墨汁の性能が素晴らしかった。(先人の皆様ありがとう。)
ただし、木の表面が繊維に沿ってでこぼこなので、文字のエッジがキリッと決まらない。
ネットでみてると、楽勝かなって甘く見ていましたが、なかなか難しかったです。
表面の塗装は、昔ながらの天然素材でやってみることにします。
柿渋を3回塗って、乾いたら、亜麻仁油を塗って仕上げます。
はい!
めでたく、わが家に表札がかかりました。
和式の表札は、原則玄関の左側にかけるそうです。
右側に掛けると「女性」の気運を高め、左側に掛けると「男性」の気運を高めると言われているそうです。
主の気運を高め、家の繁栄を願ったのでしょうか。
うちのような、真ん中にかけるのは、天下太平ということかな。
耐候性はどんなもんかわかりませんが、
やれていく感じが好きなので、楽しみです。
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今日のごはん
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久しぶりに餃子を作りました。
ブログを見て、「お皿にきれいに並んでて、上手ね~」
なんて言われたものだから、相方がはりきって並べております。
最初は、水をたっぷり入れて、水餃子と焼き餃子の間くらいの感じが好きです。
後半は、カリカリバージョンでね。
餃子の日は、餃子だけで限界まで食べるのが、わが家の流儀ですが、
今夜は、菜の花のおひたしと、スルメイカの沖漬けをアテに、第二ラウンド付きでした。
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今日の写真
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庭から、ぼこぼこ花が咲き始めました。
寒々した冬の庭に、強烈な色が突然差し込んでくる感じ。
この時期独特の雰囲気を醸し出していて好きです。
水仙。
ヒヤシンスも咲き始めました。
椿のつぼみはもう少しかな。
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