食べ物の好み、興味を持つ遊び、
もしかしたら異性に対する好みのタイプも、
年齢とともに変化してきたような気がしています。
子供の頃、青年期、中年期を思い起こしてみると、
今の自分の好みは、確かに違ってきています。
認知症になりゆく82歳のおかんは、いま何を思うのだろう。
本人に聞いてみても大した手がかりは得られない。
「わたし幸せよ。あとはお迎えがくるだけ」なんて言いながら笑っているが、
年に2〜3度程度しか連絡取ったり、会ったりすることががなかった彼女が、
今年に入ってからは3日に一度はなにかしら電話してくるようになった。
物事がわからなくなってきているのを感じて、
不安な気持ちがそうさせるのかな。
少しでも脳を使うほうがよいかなと、
iPadにFaceBookをセットアップして、
息子たちの写真が出てくるよって興味を引いてみたけど、
やっぱり操作が覚えられない。。
うーーーん、パソコン系はやっぱりもう、無理みたいです。。
ジグソーパズルをわたしてみても、
全然できない。
できないというより、やりたいというエネルギーがわかないみたい。。
テレビ見てるだけの毎日はヤバイ!
なにかやりがいを。
興味あることをやらせて達成感を。
と思ってあの手この手でせめて見るも、今のところ撃沈です(泣)
自分の価値観が変化してきたように、
いまの彼女の価値観は僕の想像外の方向にあるのかもしれないなぁ。
おかんはただ、不安な気持ちを埋めてほしいだけで、
それ以上を望んでいるわけではない。
衰えていく自分をあらがわずに受け入れていきたい、と思っているのは確かだ。
良くなるように躍起になってるのは、本人以外のまわりだけで、
その働きかけは苦痛なだけで、むしろ嫌なのかも・・・
彼女の心が幸福感で満たされることが大事だとおもう、今日このごろです。。
コメント
最新の認知症対策は水を飲ませることです 年配の方はトイレを嫌がって水を控えがちです。どうか水をたくさん飲ませてみてください。
コメントありがとうございます!
ちょっと前から就寝中に足がつると言うので調べたところ、こちらも水分不足が影響する場合があるようですね。
しっかり飲むように言い続けるのが大切ですね。。
先日、はじめて実父の通院につきそいました。
肺気腫で在宅酸素生活が始まり、外出は酸素コロコロしながらなの生活になったからです。
親の病院に自分がつきそって行くなんて若い頃は想像したことなかったことですが…
私も親の介護を考える時がきました。
思わず、このブログを久しぶりに読ませてもらいました。
コメントありがとうございます。
元気でしっかりしているはずの親が、
いつまでも元気が続くわけじゃないんだと気づいたときは、本当に複雑な心境でした。
うちのおかんは認知症なので、状況の変化が早くて、こちらの心もついていくのに必死ですが、
介護に絶対的に必要なのは、愛し続ける心だと思いました。
自分を犠牲にすると、最大限愛する心を失ってしまいます。それが一番不幸。
愛し続けるために、心を鬼にする部分も必要なんだと、つくづく感じました。
親も自分も、幸せになる権利があるのだーーー。