ずいぶんブログがかけずにいました。
友人の死によるショックもあるのですが、
それを紛らわすのに好都合な、年末の忙しさに身を任せていました。
今週は選挙ということもあって、大阪に残って少しだけの休暇に映画を観てきました。
この映画を観て衝撃を受けました。
あまりのことで、にわかに信じることができないというのが、映画館を出て最初の感想です。
遺伝子組み換えの野菜が世の中にあることや、安全かどうか現時点でははっきりしていないという、
漠然とした知識はもっていたのですが、あまり気に留めていませんでした。
スーパーで買う食品で「遺伝子組み換えでない」という表示を見ると、
そちらを選ぶようにはしていましたが、無表示の食品もあるし外食をするのですから、
いくらでも食べているだろうと思っています。
さほど怖いと思っていないからです。
文明社会の暗黙の常識として、世の中に販売(アメリカという大国が許可)できるのは、
それ相応の臨床検査を行い、危険が認められないからである。
その臨床経過期間が数十年とかには及ばないので、
安全かはっきりしないという見解があるのだろう。
「そんなものを怖がっていたら、何も食べられないよね」
なんて事を無意識に想像で、脳内成立させているのだろうと思います。
この映画に記されている内容で恐怖を感じたのは、
アメリカという大国の政府が、モンサントという1企業の政治的働きかけに応じ、
世界の優秀な科学者が行った、安全を確認する研究結果として、
危険であるという発言行為を抹殺し、強引に認可に踏み切っているという点です。
うーん。書いててやはり、にわかに信じることができない内容です。
映画には、それを証明するべく、多くの情報や重要人物のインタビューが盛り込まれています。
万が一にもこれが本当のことなら、あとはドミノ倒しです。
アメリカが許可しているのだから、基本大丈夫でしょうと、世界が思いかねない。
もう一つの恐怖は、この企業が販売する遺伝子組み換え種子の、著作権が認められていることです。
農薬と、その農薬への耐性を持たせた種子を売って、利益を出すビジネスなので、
農家は収穫後に種を取ってはいけません。次回の種も購入しなければいけないのです。
これを犯すと、モンサントの調査員がある日訪れて、科学的証拠を突きつけ訴訟、賠償となるそうです。
まぁ、悪い事をしたら訴えられても仕方がないのですが、それでは済まされない問題があります。
植物ですから、虫や風によって自然交配します。
近所の在来種を使っている農家の作物にも、勝手に交配するわけです。
恐ろしいことに、これも知的財産である遺伝子が混ざり込むので、訴えられるそうです。
このパターンで、実際に行われた裁判は和解になったそうですが、
モンサントの敗訴でないことが恐怖ですね。
また、自然交配はコントロールできないので、
在来種が一気に交配されて(映画では汚染されてと表現されていました)、
モンスターのような奇形植物が生まれたり、既存の病気への耐性が一気に失われたりと、
農家の悲鳴は痛々しいものでした。
日本は大規模農業がほとんど無いので、現時点ではあまり問題視されていないのでしょうか。
この映画を盲信するのも危険だと思いますが、
何も知らないのが、もっとも危険だと感じました。
少しでも真実に近づけるように、冷静な目でさぐってみたいと思います。
利害のない専門家同士のディベートなんかがあると、わかりやすいのですがねぇ。。
コメント
お久しぶりです。こないだは失礼いたしました。
ちょうど同じようなトピックを扱った電子書籍を読んだので書き込みをしています。
「Gene Mapper」という電子書籍のみで発行されている作品があるのですが、遺伝子組み換えをした米を巡るSF小説です。
自費出版らしいですが、ストーリーも面白く、興味深く読むことができました。
お暇な時に是非!
お久しぶりです!
微笑の国から帰ってきましたー。遅レスごめんなさい。
おおお、出国前に聞いていたら、
kindle paperwhite買ういい口実だったのに~w