多くの人が考えるテーマだけど、
簡単に出る答えはなく、
思うことを試してみるという行動もなかなか起こせず、
変わり映えのない日々をついつい送ってしまう。
僕は還暦を迎える前に会社を退職して、ちょうど1年たつ。
この歳まで一生懸命仕事をしてきたので、
会社にいさえすれば、肉体的にたいして仕事してなくても、
それなりに成果をあげることができ、
そこそこの給料をもらい続けることができる。
これを捨てるのには勇気がいるが、
ちょびっと年上の相方が、猛烈な圧で退職をリコメンドしてくれて、
勇気を持って飛び降りることができた。
先輩となる人の人生を参考にと、周りを見渡すと、
おとんは早くになくなり、
おかんは80歳過ぎた頃から認知症となり、施設で暮らしているけど、
現在89歳で、もう僕のことが誰なのかもわからなくなってしまった。
芸術家肌のにいちゃんは、昨年なくなってしまった。
本当に、人生を楽しめる健康年齢は80歳まであればいいほうなんだなぁ
って、しみじみ思う。
来年1月に還暦を迎える僕は、今からの20年が最終章であることを、
リアルに感じなければいけないと思う。
まずは、お金の心配だけど、
80歳までに全財産の半分は絶対使い切る!と考えてみる。
実際のところは、全額使い切る!って考えたところで、
不安というバイアスのせいで、半額も使い切ったら奇跡だろう。
だから、心の呪文は全額使い切る!でもよいのかも。
80〜90がもし健康だったら、そして本当にお金が底をついていたら、
年金の範囲で、慎ましい生活を、ゆっくりと楽しめばいいと思う。
料理なんかを趣味にできれば理想的だ。
90〜100。奇跡的に生きていたら、施設で暮らしていることだろう。
子どものいない僕たちは、家を処分すれば、
ちょっとはこましな施設に入れるかもしれない。
でも、多分この年齢になった頃には、
自分の暮らし環境が物理的に良いのか悪いのかもあまりわからず、
不満をもつ、もたないは、自分の心のあり方にあるのだろうと思う。
どんな小さなことにも感謝するクセをつけておけば、
不幸にならないですむかもね。
実際は65歳からでも年金をもらえば、
資産を予定通り消費していても、年金分はお金が増えてしまうということだし、
お金をきれいに使い果たして死ぬことはまず無理だろう。
まぁ、そんなことで、リタイア後の、これから20年。
一旦の最終章を海編として、3年ほど前からスタートし始めた。
瀬戸内海に浮かぶ島での暮らし。
丹波のときのように、田んぼや畑はたいしてできないけど、
DIYで家を普請するのは、これまで通りのスタイル。
そして眼の前は大海原。
どう遊ぶかといろいろいろいろ考えて、
おんぼろヨットで旅するという遊びに出会っちゃいました。
還暦オヤジが、自身で工夫して思いっきり遊ぶログを、
やり始めにさかのぼって、ぼちぼち書いていこうと思います。

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